98.06.10
　アフターサービスのご案内


　次の機種が対象です。

        ・Mach-2 ：
                ROM のバージョンアップ
                （ROM 6415 へ。有償）

        ・まーきゅりーゆにっと：
                エンファシス対応、OPN ノイズ対応（無償）
                OPN なし版からあり版への改修（有償）

　なお、060turbo については別メニューのドキュメントをご覧下さい。



　Mach-2のアフターサービスについて


　Mach-2 ユーザーのうち、ROM 6413 以前の方を対象に、有償バージョンアップ

サービスを行っております。


●バージョンアップの対象となる方

　Mach-2 とまーきゅりーを併用している方で、ROM バージョンが 6413 以前の

方。特に、Mach-2 に対応していないツールを使用する場合に必要です。

　また、仮に今後バスマスタ制御を行う拡張スロット用ボードを使用する際に有

効と思われます。逆に、それらの導入を予定されていない方は、バージョンアッ

プの必要はありません。


●バージョンアップ内容

　Mach-2 併用時に、DMA チャンネル２でアクセスする場合、Mach-2 側を自動的

に限定速度モードにするよう改良しました。これを「 6414 バージョン」と呼称

しています。

　さらに、6414 をデフォルトで非同期転送としたものに 6415 があり、これに

バージョンアップを行いますが、6414 ユーザーは 6415 にバージョンアップす

る必要はありません。

　また、無改造 10MHz 機をお使いの場合は、対策基板の付加が必要となります。


●作業内容と費用

　無改造 10MHz 機をお使いの場合：

        　ROM 交換と対策基板の追加を行います。費用は 5,000 円（税込

        5,250 円）です。弊社まで着払いにて Mach-2 をお送り下さい（まーき

        ゅりーの送付は不要です）。対策作業して動作確認の上、代引便で発送

        します。なお、代金を Mach-2 の梱包に入れることは非合法ですのでご

        注意下さい。

　そうでない場合：

        　ROM を送付します。費用は 3,000 円（税込 3,150円）です。

        　弊社まで電話・お葉書・パソコンショップ満開あて電子メールなどで、

        6415 ROM を希望する旨ご連絡下さい。折り返し、ROM 単体を代引便で

        お送りします。交換作業は簡単です（マイナスドライバーなどが必要で

        す）。旧 ROM はそのままお持ちいただいて構いません。

        　郵便振替・現金書留をご利用の際は、代金入金を確認してからの発送

        となります。


●参考：Mach-2 の ROM バージョンの見分け方


　次のいずれかの方法でバージョンを確認することができます。

（１）Mach-2 メニュー（起動時、CTRL+A で出るメニューです）を開いて、Mach-2 

の ID の場所（出荷時設定は 7 になっています）を見て下さい。行末に 6413 

のように、４桁でバージョン番号が出ます。

（２）dskbench 、askscsi 、inquiry など、SCSI 機器のインクワイアリが取れ

るツールで、SCSI 機器のリストを取って下さい。dskbench なら行末に、askscsi 

なら Revision という欄に、inquiry なら

        Revision level        :6413

という具合に表示されます。なお、MACH2BIOS を入れている場合は、表示が異な

ることがあります。この場合は Mach-2 メニューでご確認下さい。



　まーきゅりーゆにっとのアフターサービスについて


　以下のような不具合が発覚しております。つきましては、無償で改修致します

ので、弊社修理係までご送付下さい。

※ご自分で対処された場合でも、下記改修に限っては、マニュアル記載の「不当

改造」には該当しませんので、継続して保証が受けられます。


　1) エンファシスが常に ON となっている

　従来版 Mercury-Unit は常に OFF でした。ON になっている場合、ディエンファ

シスをサポートしている機器で不都合がある場合があります。具体的な改修方法

としましては、U2（TC9271F）の７・８番ピン間を、錫めっき線等でショートし

ます。これでエンファシスが常に OFF となります。


　2) OPN 音源にノイズが混入する

　これは、拡張スロットの電源が不安定なためですので、Xpander 装着時などに

は出ないことがある症状です。具体的な改修方法としましては、U15/U16（YAC513-M）

の２番ピンと５番ピン（または４番ピンと５番ピン）間に、560pF のセラミック

コンデンサをはんだ付けします。


　また、ロットによって C32・C33 に何も半田付けされていないものがあります

が、これも改修の対象となります。具体的には、100pF の音響用コンデンサ（ポ

リプロピレンコンデンサ等）を１個ずつ半田付けします。



　まーきゅりーゆにっとの

　なし版→あり版への改修について


　OPN なし版とあり版の違いは、OPN 関連の部品が実装されているかされていな

いかだけです。この改修では、部品を搭載することで、なし版からあり版へグレ

ードアップします。費用は22,800 円（税込 23,940 円）です。

　改修を希望される方は、なし版を弊社までお送り下さい（往便の送料はご負担

下さい）。改修の上、代引きにて返送します。

　他のお支払方法をご希望のお客様は、事前にご相談下さい。この場合は入金を

確認次第、作業に入ります。

　なお、部品のみのキット販売はいたしかねます。




（ＥＯＦ）